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カミングアウト含め…

*いつかブログにも書かねばと思っていたこと。それはビボンの甲状腺機能低下症、その後について。
実は、しばらく前から ”ホルモン剤” の投与を始めた。自然療法・食事療法で絶対に直してやる! と誓った(本館Topに書いたとおりです)。実際、全身見事なハゲから一度は毛の再生もした。毛も生え揃って「よし!このやり方で頑張れば効果が出るんだ」と思ったのも束の間。それからしばらくし、また脱毛が始まった。前足・後足は再びほとんど毛がなくなり、膿皮症も全身に広がる。毛が生え揃ってからも、食事その他で手を抜いた訳ではない。でも、日に日に症状はひどくなる一方だった。正直…..もうどうしていいか分らなかった。私に強靭な精神力があったら、もう一度最初からやり直し…時間がかかれど、食事療法で頑張っていこうと思えたのかもしれない。ただ、常に心の中で 「このやり方がビボンにとってベストなのだろうか?」という思いも正直あったのは確かだ。
1人であれこれ抱え込んでも何の解決にもならない。かかり付けの病院の先生に、ズバリ聞いた。
「ホルモン剤投与で、甲状腺低下症の症状は改善に向かうのは知っているけど、ホルモン剤を一生服用することでの体への負担を考えた上で….このまま自然療法でやっていくのと、ホルモン剤投与をすることでは、どっちがビボンは長生きできるか?」と。
先生の答えは「ホルモン剤の投与」。ただ、この先生はそんじょそこらの「お薬処方マン(笑)」ではない。極力薬は出さない先生。実際に、それまでホルモン剤以外の方法をアドバイスしてくれた先生である。先生も、私の中の迷いを察したのであろう。ホルモン剤を始める事に対して、背中を押してくれた感じだ。
薬を飲ませずに、病気を治せるのならそれに越したことはない。
ビボンの場合、薬に頼らずにやって行った時、他の臓器に負担がかかり、また別な病気?を併発するかもしれないというリスクがあった。そんなことはずっと前から承知の上で、自然療法でやっていったのだが、このまま再生→悪化を繰り返すうちに私が大事なことを見逃してしまうかもしれない….という不安があった。一番大事なことは、愛すべきビボンと1日でも楽しく快適に過ごす事・・これに尽きるのだ。
だから、自力でやる! という想い、薬なんて飲まさず回復させてみせる! という想いは、第一ステップでクリア出来たと思うようにしよう。そう心で納得させた。現在、ホルモン剤自体は最低量投与+ケルプで様子を見ている。そりゃー最初にホルモン剤を投与する時は 「あぁ~これで一生ホルモン剤飲ませないと、駄目な体になっちまうんだな」という複雑な思いはあったけど(苦笑) でも、日に日に犬らしくなるビボンを見て 「体が楽になってきたんだな」と思う。
皆さん、知ってますか? ワンコが伸び~~したり、ヘソ天になったりする仕草。あれって、元気じゃないと出来ない仕草だって。以前のビボンではあまりその光景を見ることがありませんでした。最近のビボンは、よくその体勢をするようになり 「これって、結構体力使うのかも?」と思うのですわ(笑) これが、私の言う「犬らしさ」にも繋がる訳ですが。「犬らしい」という点で、今まであまり目にすることが出来なかったものと出会えはじめ、日々感動と1つ1つの行動に「普通なことなんて1つもない。全部がありがたいことなんだ」ってことを実感してます。
友達ワンコと遊ぶ事、楽しそうに走ること、それだけじゃなくて、日々の些細と言われる事、例えば日中オモチャを持ってきてみたり、感情をリアルに表現してみたり・・・全ての事は、普通じゃない。出来るようになって初めて味わえた感動なのです。
甲状腺のことでは、色んなネット友が励ましの言葉・自力で頑張る私にたくさんのエールをくれました。結局ホルモン剤を投与する結果となってしまいましたが….みなさん、いろいろとありがとうございます。
ホルモン剤とは上手に付き合っていく。次なる目標は…ホルモン剤を切れる時は切ってく!ということ!かな。
長くなりましたが、カミングアウトでございました(笑) 読んでくれてありがとうですm(_”_)m ペコ